8月22日伊藤左千夫が歌った乗鞍

錦の湯 地本屋

2021年08月21日 10:22

皆様こんにちは

いつも錦の湯地本屋ブログを見ていただきありがとうございます。
お元気でしょうか?
天気予報で21日22日曇り雨模様なのですが、今日は、短歌好きの方、左千夫好きの方、アララギ派好きの方向けにご紹介します。
明治42年8月21日夜、浅間温泉にアララギ派の伊藤左千夫が宿泊しました。松本の島木赤彦ら5人と会ったそうです。
浅間温泉には、松尾芭蕉を始め文客が、宿泊して詩や、俳句、短歌を読んでいます。伊藤左千夫は、地本屋からも良く見える乗鞍を見て、「秋風の浅間のやどり朝つゆに、あめのとひらく乗鞍の山」と、短歌を書いています。
下の歌碑は、桜ケ丘にある乗鞍の方向に向いた直筆の短歌を彫った歌碑です。


下の写真は地本屋屋上からの8月19日朝8時ころの乗鞍です。松本は秋風がふいて、旅館に朝露がつく時、天の戸を開くように乗鞍が表れた(山の写真は昼はダメで、朝は水蒸気が少ないため雲が少ないので良いらしいです)乗鞍です。私も乗鞍岳は、雲があり形が出なくて対称でなく、見えるまでシルエットを想像し、見えた瞬間綺麗だと思いました。条件の良い朝、一瞬だけ見えた乗鞍は素敵でした。
歌碑には、あまのととひらがなですが、左千夫全集1巻(昭和52年:伊藤左千夫発行)には、天の門とあり、雨戸でも、岩戸の天戸でもないと思われます。同じ日、’常世さぶ天の群山朝宵に見つつ生ひ立つうまし信濃は’と’とりよろふ五百津群山見渡しの高み国原人もこもれり’
の2首も一緒に書いています。




もしご興味があり、ご予約の際は、備考欄に乗鞍がよく見える眺望の良い部屋希望とお書きください。


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