若山牧水・喜志子歌碑鉢伏
皆さんこんにちは
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みなさんは、詩人の
若山牧水の奥さん(若山
喜志子)が、長野県塩尻市出身って御存知でしょうか。若山喜志子さんは、アララギ派の島木赤彦校長と同じ中学校で、先生をしており、歌に目覚め、東京に行き、若山牧水と出会いました。
若山牧水が、大正14年5月1日に長野に、東京から、信濃毎日新聞社を訪ねた後、喜志子の塩尻市広丘の実家の義母を訪ねて、松本より塩尻駅に向かう車中で鉢伏山を見て書かれた短歌と、喜志子が昭和38年5月に常念岳を読んだ歌が、鉢伏山の頂上近くに喜志子自筆の石碑で立っています。
牧水「
鉢伏の山に、朝日さし、まろやかにつもりし雪は、よべふりしとう」と、喜志子「
常念の峰にある雲、しばしだに晴れよとまちて、時たちにけり」の2句が、仲良く並んでいます。
鉢伏山の写真は、4月7日のものです。温暖化で、以前はもっと雪があったかもしれません。
牧水亡き後は、牧水の「創作」をつづいて主稿した喜志子は、女流詩人として大成しました。
立科町蓼科牧場には、やはり牧水「見よ旅人、秋も末なる山々の頂き白く雪つもりぬ」と喜志子の「ふくらかの立科山の立ち姿、佐久の花野にすそひきのべて」碑が並んであります。
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