牛つなぎ石とあめ市(1/7・8)

錦の湯 地本屋

2023年01月04日 17:25

みなさまこんにちは

錦の湯地本屋のブログ見て頂きありがとうございます。

今年は、伝統のあめ市が、7,8日に松本の中心市街で実施されます。本格的開催は、コロナの影響で、3年ぶりです。
さて、松本の本町の辻に、牛つなぎ石があるのをご存じでしょうか?これは、敵に塩を送るで有名な上杉謙信が、塩封じされていた武田の領地に、1569年1月11日に、塩が届いたその、牛?馬?がつながれた辻にあった標識(道祖神)のようなものらしいです。牛をつなぐ縄の跡とかないので前から不思議に思っていました。450年間置いてあります。



450年前、数百頭の牛?馬?の背に乗った貴重な塩に松本庶民は、どんなに喜んだでしょう?松本市民は、その義塩に感謝し、毎年1月の第一週に、塩市(松本深志神社の宮司さんが塩を売る)初市を行ってきました。明治になって、塩が国の専売になったので、当時日本一の松本のあめ生産にちなんで、あめ市になって今に至っています。
浮世絵の中宮司さんが、庶民に渡しているのが塩(市神の塩は、15日に食べると厄を逃れ、味噌に入れると味が変わらないと言われた)


塩の道(千国街道)は、糸魚川を出て、松本まで、下の地図のようなルートでした。江戸時代は糸魚川-大町間は、急峻な道のため牛を、大町-松本間は平たんなので、馬を使って、塩や、魚、紙、たばこ、綿等が運搬されました。敵に塩を送るときは、どうだったでしょう?


以上の他、江戸時代の塩市の様子や、松本だるま等、松本市時計博物館で今無料開催中(~1/29)の塩の道とあめ市のはじまりで、詳しく見ることができます。
時計博物館URL:
https://matsu-haku.com/tokei/archives/800

<2022年のあめ市>
松本深志神社のあめ市の時だけの、お宮(いつもは、神社にしまってある)


飯田屋の福あめ


本町の商店街の子供たちが、松本だるまを売っていました。





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