さらしな(姨捨)の中秋の名月

みなさま、こんにちは♪

いつも、地本屋のブログをご覧頂きありがとうございます。

今年も中秋の名月9月28日が近づいてきました。
今日はお月見の名所のご紹介です。古来 長野県善光寺盆地で千曲川左岸は、更級郡と言い、さらしなの里(姨捨も含む)と言い、ひときわ美しい月が見られることで、有名な地方でした。
古今和歌集に始まり、藤原定家が、はるかなる月の都にちぎりありて、秋の夜あかすさらしなの月と、読んだ句にひかれ,後の詩人が何代もわたって、訪れる観光地でした。
私は、1回前の満月に近い9月2日に姨捨(さらしな)に月を見に行ってきました。あいにくすこし雲が多かったです。
下は、芭蕉が1688年に、3日間滞在し さらしなの月を見た長楽寺巨岩おば石の上から見た月です。
鏡台山(中秋の月が昇るとき、山の2こぶの南、北の峰が鏡台になり、月は真中の鏡になるそうです)の上に月があります。


おば岩から鏡台山上の中秋の名月


下の写真は、同じおば石からの、日本3大鉄道車窓の善光寺平です。千曲川が蛇行しています。


下は、江戸時代の長楽寺のおば石と芭蕉の句碑を描いた信州の観光浮世絵です。姨捨山にうつくしい満月が上っています。
姨捨は、月見で有名な信州の観光地でした。


姨捨サービスエリアからの、月です。おば石からと同じ様に見えます。無料姨捨駅プラットホームデッキからも同じ様に見えると思います。


みなさまも、松本から長野への途中 ちょっと姨捨に寄り道して美しい月を眺められては如何でしょうか?



  


Posted by 錦の湯 地本屋. at 2023年09月09日15:29