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8月12日朝、与謝野晶子さんの碑はどこですかとおっしゃったお客様、ご紹介した浅間温泉神宮寺で見られたでしょうか?
不勉強ですみませんでした。本堂横の入口から、自由に、見学また写真が撮れます。住職さんに聞きました。
与謝野晶子さんは、2回浅間温泉に来訪しています。1回目は、大正13年正月、浅間温泉の菊の湯に泊り、下諏訪温泉の亀屋に泊り、上諏訪温泉にも宿泊しています。この時は、「諏訪」という散文を書いています。
2回目の来訪時の歌碑は、昭和13年前年に夫の鉄幹を3月に失い、13年初秋に上高地に登り、その帰途浅間温泉の富貴の湯に一泊した時に読んだものです。歌碑は、
「高き山つつめる雲を前にして、紅き灯にそむ浅間温泉かな」 と詠んでいます。
浅間温泉からは、北アルプスがよく見えます。眼下に昭和初期の松本の灯が見えたと思います。