みなさん こんにちは
いつも錦の湯地本屋のブログ御覧頂きありがとうございます。
今日は、松本の正月名物
あめ市をご紹介します。
皆さんは、”敵に塩を送る”と言う言葉を御存じでしょうか?戦国時代猛将武田信玄
に恐れをなした今川北条氏連合は、武田の領地に塩を送るのを禁止しました。同じ敵方の上杉謙信は信州と甲州の領地の人の生活は別だと、義侠心から、糸魚川から塩を牛に載せ何万もの塩を運ばせました。(塩の道:千国街道)松本に到着したのが、
1月11日だと言われています。その千国街道の終点に、松本本町の牛つなぎ石があります。
あめ市は松本藩全域で、
400年以上に渡って続いてきました。今年は市主催は中止ですが、商店街は
8,9日(土日)実施するそうです。
現在の信毎(信濃毎日新聞社)メディアガーデンさんのある本町交差点は、浮世絵の江戸時代から
岐阜県に通じた野麦街道と名古屋から長野に行く善光寺道の交差する重要な交差点で、浮世絵にある高美書店(書物)さんはそのまま現在も店を開いています。信毎の”市神大広前”ののぼりも江戸時代そのままに実施されます。

市神様にお参りすると、大黒様のお札が頂けます。
もともと市神様の初市だったが、浮世絵の通り江戸時代より市神の宝前に塩を供えて、集まった人々にふるまっています。(宮司さんの左の山が塩?)
飴市になったのは、江戸時代松本は全国一飴の生産量が多かった。塩市、初市が飴市になっています。現在でも、江戸時代創業の飴屋が3軒松本市内で営業中です。写真は、江戸時代1672年から続く山屋御飴所さんで福飴も売っています。
正月初めの初市に、縁起物のあめ(福飴)や、だるま(松本だるま)を売って、商売繁盛を祝った。
城下町松本ならではの行事だと思います。今年は市の行事で無いので歩行者天国は無いそうです。
メディアガーデン近くの老舗の和菓子屋”開運堂さん”でも福飴は売っています。