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今日は、珍しい信州そばのご紹介です。皆様もご覧になったかもしれませんが、11月16日にNHKの“六角精児の飲み鉄本線日本旅”で、小諸市のぼくちそばのお店が紹介されました。
ぼくちそばと言うのは、二八そばのつなぎといえば2割の小麦粉ですが、北信濃の一部では、つなぎにオヤマボクチ(雄山火口)の葉の繊維を使う十割そばが伝えられています。なかでも、飯山市の「富倉そば」や、下高井郡山ノ内町の「須賀川そば」が有名です。オヤマボクチとはヤマゴボウの一種。
長野では、雪深く小麦の栽培ができないことから、そばにオヤマボクチを使う知恵が生まれました。
使う量は、そば粉1kgに対してわずか3g。小麦粉をつなぎに使うそばの倍以上の時間をかけて打つという大変な仕事ですが、よくこねられた「ぼくちそば」は切れづらく、非常に薄く大きく伸ばすことができます。そのため二八そばより細く切ることができます。
小麦粉がないのでそばの香りが強く、つるつるとした喉ごしが良いおそばです。信州に来られた際は、ご賞味されたら如何でしょうか?